脚本と監督:三谷幸喜
主な出演者:
佐藤浩市・妻夫木聡・深津絵里・綾瀬はるか・西田敏行・小日向文世・寺島進・戸田恵子・伊吹吾郎・浅野和之・市村萬次郎・柳澤慎一・香川照之・甲本雅裕・近藤芳正・梶原善・阿南健治・榎木兵衛・堀部圭亮・山本耕史・市川亀次治郎・市川昆・中井貴一・鈴木京香・谷原章介・寺脇康文・天海祐希・唐沢寿明
公開初日をずーっとずーっと待っていました!
ついに、昨日、仕事が終わってからダッシュで観てきました!
休みのはずの妹も、なぜかダッシュに強制参加!
いいのです!
おもしろいものを観られるんだから!
すごくすごくおもしろくて、すごくすごく素敵な映画でした。
映画好きなので、わりとあれこれ観に行く方ですが、今回は初めての経験をしました。
あまりにも素敵な映画すぎて、しばらく他の映画を観たくない!!!という気持ちを初体験!
ナルニアの第2章も気になってはいるんですが、観ない!
しばらく、もう、他の映画監督の映画世界を体験したくない気分です。
この素敵な余韻にひたって今月いっぱいくらいを過ごしたい。
も~、何でこんなに素敵な映画が作れるんだろう!
何かもう細々とすごいこの素敵さを皆さんにご説明したいくらい素敵なんです!
でも、ただでさえ長々としたわたしのブログ、あまりご説明が長くなるのも申し訳ないからもー。
映画を観た後のビールは格別おいしかったです。
妹と一緒に乾杯しました。
妹は下戸なのでウーロン茶で。
おいしいビールを飲ませてくれる映画なんですよ?
観ない人どうかしてますよ。
さぁ、明日からもがんばって行こう!って、思える映画なんです。
そんな素晴らしい作品、しょっちゅう会えるもんじゃありません。
三谷幸喜、やっぱり素敵な人です。
大好きです。
初日が明けたばかりなので、ネタバレしちゃいけないなと思うので、詳しくは書きません。
でも、皆さん、さまざまな、のっぴきならない諸々のご事情もおありだと思いますが、ぜひぜひ映画館へお運び下さい。
この映画こそ、大きなスクリーンで観るべき映画のための映画だと思いますよ。
表のストーリーである、チンピラ青年と、三流俳優の勘違いや悲喜こもごもとか、いろいろ描いているけれど、裏のストーリーも素敵
劇中劇ならぬ、映画中映画。
普段は表に出る事のない裏方さんたち職人さんの、プロの技と、プロ魂、もう、本当にかっこいい!としか言いようがないのです。
そういうの大好きなんです、わたし。
わたしの大好きな職人さんたちのおはなしでもあると思うのでした。
パンフレットの中にね、映画の中で、じゃなくて、本当のこの映画にたずさわったスタッフさんのセリフが書いてあって、それがもうかっこよくてかっこよくて、あくびちゃんはノックアウトです。
それは、監督である三谷さんが、スタッフさんの作るセットがすごく精密で凝っていて素晴らしいのに、カメラに映るのは一部で、撮れないところもたくさんあって悔しいと言った時のそのスタッフさんの答えなんです。
「フィルムには映らなくても、役者の目に映っているなら、それだけで充分、存在した意味があるんですよ」
って、もう、何!?
惚れる…。
ペーペーだったらさ、三谷監督のフィルムに全部俺の仕事を映して欲しい!って、思うはず。
でも、このスタッフさんは、いつでもどんな映画でも、このクオリティーを作り出す自信が無意識にあるからこそ、そんなもったいないセリフが吐けるんじゃないかなぁって思った。
そして、もちろんだけれど、映画を愛しているからこそ、役者を信じているからこそのセリフなんじゃないかなぁと思う。
プロの技を持つ人たちが集まって、一つのモノを作り上げるという事に、わたしはすごくあこがれを感じるんです。
あこがれというか、そういう風にして仕事をしていきたいという気持ち。
わたしは、短い期間だったけれど、むか~し、お芝居を作る楽しみを味わってしまったので、みんながそれぞれの技を持ち合って、そして、お互いを信頼しあって、一つのモノを作り上げるという楽しさ、すごくよく分かります。
もちろん、楽しいばかりじゃないし、センスがかちあわなくて議論になる事もあるし、クオリティーを上げようと努力しない人も中にはいて腹が立ったりするけれど、最終的に、いい作品を作りたいというみんなの気持ちが重なった時は、本当にいいものができるなぁと思ってきました。
舞台に立つ役者だけが主役じゃない、裏方がいてこその役者という気持ちも、本当にその通りだと感じていつも立っていました。
ま、それは余談として。
だから、三谷さんの作品みたいに、主人公はいるけれど、でも、出演している全ての人が本当は主人公なんだよねっているスタンスがすごく胸にグッときます。
そして、こんな事のできる人はなかなかいないと思うんだけれど、観客すらも主役なのです。
だから、映画館で観なきゃダメなの!
何回でも観たいなぁ~って思いました。
俳優陣も、名実ともに素晴らしい人たちばかりです。
主役級の人たちだけならず、脇役の人たちもとてもとても素晴らしいのです。
というか、脇役だからこそ上手い役者を使うんだと思ったりします。
ましてや、コメディ。
演技上手くないと!
走って撃たれるだけの役に中井貴一、とか。
もう。何?
牛タンを頼んどいて、食べずににおいだけかぐ?みたいな、そんな感じ?
寺島進とか、ラストシーンはキミだけのためにあるぞ!と、思って笑いが止まりませんでした。
あんなにカメラがひいてるのに…って、ネタバレになっちゃう…やめとこうっと。
ラストシーンといえば、佐藤浩市さん及び裏方さんたちの大見せ場!
わたしと妹は、座席の下で小さく拍手し続けました。
これが劇場だったら、間違いなくスタンディングオーベーションです。
わたしが映画館で映画を観たい理由、今回、やっと分かりました。
舞台を観る時は、もう、それはライブだから、お客さんたちもライブに来ているから、笑い声、すすり泣き、そして、拍手にスタンディングオーべーションは当たり前。
ましてや、歌舞伎ともなれば、「よっ!○○屋!」なんて言いますし。
それと同じように、映画館でライブ感を味わいたいんだと気づきました。
周囲のお客さんたちと、この瞬間を共有したいのだと思いました。
だから、最近は、わたしは、映画館で笑いをそんなに我慢したりしません。
もちろん、人の迷惑になるような大笑いはしないけれど、1人がクスクスって笑えば、笑いを我慢してた人たちも一緒になって笑うし、結局は、映画館の客席全体に、楽しい空気が満ち溢れるからいいなぁって思うようになりました。
一度だけ、ある映画で、テロップが流れ始めた時に、拍手の嵐になった経験があります。
すごく楽しい時間だった。
それから、ある映画は、とても重たいラストシーンだったんだけれど、テロップが流れている間も、流れ終わって照明がついてしばらくたっても、お客さんが誰も立ち上がらなかった事もありました。
みんな、その映画の問いかける重さに黙ってしばらくイスに座っていました。
だいたい、わたしは、テロップが流れている途中にガタガタ帰る人が好きじゃないんだけれど、こういう瞬間に居合わせた時は、本当に感動します。
映画館の暗闇の中で、たくさんの知らない人たちが、同じ映画を見て感動した思いを拍手で表現するなんて、そんなに出会える瞬間じゃありません。
DVDを自宅で観てたら決して味わえない瞬間です。
だからわたしは映画館へ行きたいんだと気づきました。
1人で映画に行くのもしょちゅうだけれど、本当に映画の好みの会う人と行くのも楽しいものです。
きっと、それもライブ感。
あと、観終った後に、あそこ良かったね!とか、細かい話しもできるし。
映画好きでも、好みが違うと、全然後が盛り上がらなくて、むしろ盛り下がるくらいだから、1人で観た方がましだったと思う事もあるからね…。
すっごく久しぶりに妹と一緒に映画を観たけれど、2人ともが同じ場所で吹き出して、同じ場所で拍手してしまったので、
「あー、この人とは血がつながってるというだけじゃなくて、本当に気も合うから楽しいなぁ」
と、改めて思ったのでした。
あったかい気持ちになりました。
まだまだ書き足りないくらいですよ。
でも、もう、眠たくなったから寝る。
映画を撮るたびにクオリティアップしている三谷幸喜という人も、映画監督のプロだと思いました。
プロの映画監督じゃなくて、映画監督のプロ。
彼も素敵な職人さんの1人。
観なきゃ人生損します。
それだけは確か。
おやすみなさい。
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